セックスレスのきっかけ

夫婦の性の悩み、実は思った以上に深刻なものがあります。

例えば今回記事のテーマとなっているセックスレスもその一つ。ちゃんとセックスに対してのコミュニケーションが取れていて、互いにOKの時だけね、と約束を交わしている夫婦ならバランスが取れています。

がしかし、多くの夫婦はしたい時になんらかのサインを相手に送るか、なんの前触れもなくいきなりというのがほとんど。大概は誘ってきたから、誘われたからという理由で性交渉するもの。

その名の通り性の交渉ということなのですが、相手の気持ちを量れずに行われていることが多いのです。そこからセックスレスに進んでしまい互いの気持ちがすれ違っていく結果になっていくことも。

元々はセックスレスも疲れているから相手できない・気分が乗らないから無理という些細な理由から始まります。拒む方はちゃんと理由はあるのだからわかってもらえるだろうと思っています。でも拒まれた方はなんとなくモヤモヤ悶々とした時間を過ごすことに。それが溜まりに溜まってセックスレスとなり、スキンシップもなくなっていくのです。

夫婦といっても男性と女性。生理的な違いもあり、セックスの位置づけも異なっています。

 

男性と女性の生理的な違い

 

男性と女性で生理的な違いといえば、男性は射精をすることで一連の行為が終わるというのが一般的。女性は、というと体と共に心の満足感も必要となります。男性は定期的に精子を出す(出したい)という欲求がありますが、女性は体に触れられたい欲求よりもむしろ、相手に愛されているかというジャッジをしたがるものです。

女性が体の関係を求めるというのは、年齢的にも成熟してくる30代後半からと言われています。しかしその頃には夫の年齢を考えても仕事で多忙を極めている世代。朝早くから家を出て帰宅は深夜に近いなんてこともあるかもしれません。女性として体が手に余ってしまい、若い頃に育児で疲れている自分も夫を拒んでしまっていたことがあり、当時を悔やむこともあるのではないでしょうか。

だからといって女性の自分が夫を男性として求めるというのは恥ずかしくもあり、夫からどんな目で見られるのかと思うと怖くて出せないものです。

このように男性と女性には大きく違う性の部分での生理的な違い。年齢的なものと仕事や家族環境も大きく影響し、夫婦の性生活がぴったり合っているというのはまれなのかも知れません。

そのズレがセックスレスの原因なのではないでしょうか。

 

他の夫婦は悩んでいない?

 

自分がこれほど悩んでいるセックスレスの悩み。他の夫婦も悩んでいるものなのでしょうか。

大半は夫が家事や育児に疲れている妻に拒まれてセックスレスになっていることが多いのですが、年齢が上がるにつれて妻の体が変化し、いつの間にか妻の方が性的欲求を抱えているパターンも。夫はやはり疲れてしまい妻の相手をせずタイミングが違ってきていつのまにか無くなったというのも昨今は増加傾向にあります。

と考えると、知り合いのママ友や同級生の夫婦にもセックスレスで悩んでいる人はいるかもしれません。

ただ、夫婦間の悩みの中でも表に全く出せない一番だといってもいい内容。誰彼相談に乗ってほしいとも思えないですし、特に顔見知りには逆に知られたくないこと。

そういった意味では表に出てくることはあり得ないのかもしれません。他人にはわからないからこそ悩んでいるのは自分たち夫婦だけ?と思い込んでしまうのです。こういうことで悩んでいるのは恥ずかしいこと、知られちゃいけないこととフタをしてしまう。それがかえって夫婦関係を悪化させてしまうきっかけになるのです。

もし相談できるような相手がいるなら、悩んでいるのは自分たちだけではなく、思いのほか夫婦は気持ちのズレを起こしていることに気付くでしょう。

 

夫婦間のセックスレスは離婚理由にも

 

夫婦間の性的な問題は離婚理由に取り上げられるほど深刻な問題です。例えば妻が夫の誘いに応じられない、それには妻の言い分もたくさんありますし、夫が夫婦なのになぜ夜の生活で妻に拒まれるのかという疑問もあるでしょう。

一見性的な問題だけに思えますが、そこには仕事が忙しく家事や育児を一切手伝わない夫がいる家庭の背景、逆に夫が家庭にお金を入れないで性的な要求をしてくるという理不尽な家庭も。

夫が求めてくる妻を抱けないというのも、妻には性欲があり逆に夫は疲れ果てて寝るのがやっとというズレがあることが多いもの。妻からすれば女性として見られていないのかという絶望と焦り、みたいなのものが芽生えてしまい、挙句は夫は浮気しているんじゃないかという疑いに発展していくことも。

このようにセックスレスは家庭の中の何らかの問題がはらんでいることが原因で、余波が性的な夫婦生活を脅かしているとも言えます。

本来はただ疲れているだけ、また今度、という軽い拒否であることがほとんどですが、どうしても動物の本能であると思ってしまい、互いに自分のことをわかってくれていない、もう少し分かってほしいという気持ちが一番強くなるのが夜の生活がうまくいっていない目安になるのです。

 

夫の浮気を疑う日々

先ほど書きましたが、夫が妻の誘いを拒否するとなると夫の浮気を疑ってしまう人も少なくありません。

よくある、妻が夫の携帯を見てしまうという話。決して珍しいことではなく、いったい誰とどんなやり取りをしているのか気になるところから、そういえばあまり夜も無いわ、と気付く瞬間。ついつい置きっぱなしにしている夫の携帯に手が伸びてしまう。

いつしか触られてるんじゃないかと夫も勘づいて、お手洗いに行くにもお風呂に入るにも携帯を持って歩くまでに。そこから夫への疑心暗鬼が出てきてしまい、不倫を疑います。

今までは、なんだか怪しいという軽い疑いから不倫しているかもという仮定に入り、やたらと夜も遅くなったり休日出勤が増えたりすることで夫の不倫疑惑が確信になっていきます。

それほど夫婦のセックスレスというのは、夫婦間に亀裂を生んでしまう結果になるのです。これが妻が拒んだ結果夫が求めてこなくなった場合は、夫への不倫を疑う気持ちはそれほど強くなく、むしろ開放された気になるのも夫婦間ならでは、なのです。

 

嗜好の違い

 

また、セックスレスは嗜好の違いも大きく影響しています。嗜好とはいわゆる性癖に似たものではありますが、性癖から来るこうしたい、こうされたいという好みや願望のことを言います。

されたいこと、したいことが相手と完全に合っていたら性的な部分ではこれ以上良いことはないでしょう。しかし、夫婦であったとしてもどうしても相手に言えないことがあるのもセックスレスにつながる原因でもあるのです。

ある程度経験を積んで結婚した者同士なら、自分がどんなことがしたいのか、どうされたいのかがわかっているものでしょう。相手に言うのは無理かも、と思って言えないままの嗜好があったとしても願望だけで終わることがほとんどかもしれません。しかし、これだけ情報が溢れている現代においてマイノリティだったはずの嗜好や性癖というものが、次第にマジョリティなのかもと知ると、さらけ出してもいいのでは、と思うようになってきます。

それを夫や妻に求めて興味を持ってくれるならいいのですが、俗にいうアブノーマルな嗜好で相手に拒否された時点でセックスレスになることもあります。

たかが嗜好なのですが、持って生まれたものを受け入れられないというのが耐えられなくなって、夫婦の性生活が送れないという現実も。

男性と女性、なかなか相手の嗜好に踏み込んだ話は出来かねるもの。しかし一生のパートナーとなる相手のことを知るには、あえてダークな部分を知ることも大切なのです。

 

ネットで体の関係を求める人も

 

夫婦間のセックスレス、どちらかが性欲が抑えられないのは仕方のないことかもしれません。最近ではそんな性的欲求を満たすためにネット上で相手を求める人が爆発的に増えてきました。

圧倒的に男性が多い印象ですが、女性も確かにいます。女性の場合はあからさまに男性を求めるなんてことはせずに、たくさんの男性から誘い受けを繰り返して吟味して会うというスタイルです。決して誰でもやれる、なんてことはおくびにも出しません。

SNSや情報ツールでの出会いたい男性女性の絡みは、はたから見るとわざとらしさが垣間見えるのですが、当人になると相手の言葉を信じ切ってしまいフラフラとついていってしまうのが現状です。

言葉だけのやり取りで相手を信じ込ませるテクニックは男性が圧倒的で、夫婦間のセックスレスから夫への不信感が湧いているところに女性であることを認めてもらえるような文章で来られると、あっという間に男性の手の内に落ちてしまうのです。

それがネットで体の関係を求めている男性と女性の真実なのでしょう。そうなると夫婦間のセックスレスが大した問題ではなくなり、逆に他の異性に傾倒していくことになるのです。

 

誰にも相談できない夫婦のセックスレス

 

このように夫婦間のセックスレスは心の中にとどめておくことができずに、外に向いてしまうというのが今の時代の特徴なのではないでしょうか。だからといって自分の周りの人に相談できるはずもなく、夫にも言えないまま違う方向へ進んでしまう。

顔も見たことがない相手だからこそ話せることはあるかも知れません。しかし、本当に自分のことを考えてアドバイスしてくれているなら自分に引き寄せようなどとは思わないはず。会って話を聞きましょう、なんてことも言わないでしょう。

悩んでいる女性は弱くなっていることも多く、いつもなら適当に交わせる男性からの言葉もまともに受け止めてしまう危険性があるのです。それをわかってて弱っている女性ばかりを狙っている男性も少なからずいます。誰にも相談できないからと打ち明けた相手が、あわよくばと考えているのは嫌ですよね。

でも女性側も夫に相手にされないさみしさから、男性に体を許してしまいという。

誰にも相談できない夫婦間のセックスレス、本当に相談できないものなのでしょうか?もしかしたら既婚者ならではの夫婦間の悩みなら、既婚者だけの飲み会で出会った人なら共有できるかも知れません。

 

夫婦の赤裸々な話もできる既婚者サークル

 

誰にも言えない夫婦の性的な問題、これまでは顔も知らない相手だと気楽に話ができても相手のことがわからなくていいのでしょうかと伝えましたが、相手の本意が見抜けないというのはある種非常に怖いもの。

それなら事前に会って話せる相手ならどうでしょう。家族のことを知っている身近な人や仕事関係の人にはもちろん知られたくないことですので、あえて既婚者だけが集まるサークル活動で気の合う人を探してみるというのもありですよね。

人見知りだし、そんなところに一人で行くなんて勇気がないという人にはあらかじめイベントスタッフに声をかけてもらえるとフォローしてもらえますし、1対1で会うわけではないのでイベント主催者側は参加者の素性もわかっていての参加承認。

夫婦の赤裸々な話は何も性的なことだけではありません(笑)

夫が本当は妻をどう思っているのかという話もできますし、逆に妻は夫のことをこう思っているという話題でも盛り上がるでしょう。既婚者は家庭という温かいものを作り上げる過程で、相手に言いたくても言えないことをため込んでしまうもの。

それを同じ既婚者同士で共有できる飲み会サークルが今じわじわと来ているのです。

 

 

セックスレスの悩みも共有してリフレッシュ

 

なかなか友達同士では話せないことってたくさんあるはず。それが結婚して子供が生まれて、と普通の主婦として生活しているとなおさら悩みに蓋をして誰かに聞いてもらうこともなく、ということが増えていきます。

特に今回テーマにしている夫婦間のセックスレスは、自分たち夫婦でさえ話し合うことをためらってしまうのが現実ですよね。自分の考えが間違っているのか、というよりつい相手を責めてしまいそうになるのは、拒否されたことで自分のすべてが否定されたような気になってしまうのが原因。

どの夫婦も一度は通る道かもしれませんが、夫婦の亀裂が大きくなる前に実際男性側はどうなのかというのを聞いてみるのも一つの手です。

今回はそういった誰にも言えない既婚者あるあるな悩みも共有できる既婚者だけが参加OKという飲み会サークルをぜひおススメします。

これで大きくなりそうだった悩みも不安も解消できるのではないでしょうか?