既婚者合コンの人気が、近年話題になっています。結婚したら、異性との出会いは諦めなければならないと考えていた人にとっては、朗報ですよね。
既婚者合コンは気晴らしや出会いを求める人など、誰しもが違う目的で参加しています。家庭崩壊にならないのかと不安の声も聞かれますが、既婚者合コンで逆に夫婦関係が新鮮になるというメリットもあるようです。
出かけるチャンスが少ない主婦の間で、密かに流行しているという既婚者合コン。参加してよかったと思えるように楽しむには、事前の心構えも忘れてはなりません。
独身者の合コンとは違い、既婚者ならではの注意しなければならない点も色々とあるでしょう。
そこで既婚者合コンで、心得ておきたい大切なポイントをご紹介していきますね。
既婚者合コンとはどんな集まりなの?
既婚者合コンは不倫相手を探すために行く場所だと、誤解してしまっている人は少なくありません。
よいイメージを持たない人もいますが、既婚者同士の集まりなので、普通の合コンでは得られない魅力もあります。では既婚者合コンの特徴や内容について、ご解説していきましょう。
既婚者同士の出会いの場所
メディアで取り上げられることも多くなった「既婚者合コン」は、簡単に説明すると既婚者同士が出会いを求めて集まるイベントです。
結婚すると女性はあまり家から出なくなり、異性と接触する機会はほとんどありませんよね。
男性なら仕事帰りの飲み会などで、女性と話をする場面はあるかもしれません。しかし男女共に、結婚すると行動範囲は限られてしまい、パートナーだけが異性の存在になってしまいます。
そんなライフスタイルに刺激を与えるものが、既婚者合コン。あちこちで開催され、何度も参加するリピーターもいるようです。
気になる合コンの内容について
既婚者合コンの特徴は、参加する女性が主婦のため、イベントの時間帯は基本的にお昼が多くなっています。
たとえば週末のお昼13時頃から開催されるイベントで、カジュアルレストランを貸し切りで行う場合も。
「食事をしながらお酒を楽しむ」という名目があるイベントが多いでしょう。独身者の合コンのように、飲み会がメインになっているものは少ない傾向があります。
料金は多くの場合女性のほうが安く設定され、人数も同じ割合で組まれています。会場では席順が決められ、10名~30名ほどで人数もさまざまです。
参加者の年齢について
既婚者合コンの参加者は、イベントごとに年齢制限がある場合もあり、平均すると30代~50代が多くなっています。
この年代は結婚生活も安定した頃で、自分のパートナー以外から刺激を受けたいと感じる時期かもしれません。
席順が指定された合コンは、時間が来ると席を移動して、全員が話せるようにセッティングされています。
男女ともにオシャレをして小綺麗に参加する人が多く、年齢よりも若い印象を受ける人が多いようです。
既婚者合コンに参加する人の目的について
既婚者合コンに興味はあるけれど、実際に参加するのは乗り気になれないという人は、とても多いのではないでしょうか。
それでは実際に参加される人たちは、どのような目的を持っているのかをご紹介しますね。
家庭の愚痴こぼしをしたい
既婚者同士は共通点が色々とありますので、お互いの愚痴こぼしがしやすい存在です。たとえ友人に飲み会に誘われても、独身の人が相手では家庭の文句はあまり言えませんよね。
ストレス発散をするためには、同じ悩みや愚痴を抱えた人が相手のほうが気分はすっきりとします。
既婚者の話をしても、周囲にわかってもらえない場合がよくあります。既婚者合コンは参加して気分転換になるメリットが多く、お酒や美味しいお料理を食べながら、普段言えないことも言えるチャンスになるでしょう。
異性の意見を聞きたい
女同士や男同士では、パートナーの思考や価値観がわからない場合があります。よい話し相手がいても、やはり気になるのは異性の意見ですよね。
たとえば、夫婦関係が上手くいかない主婦の場合。合コンで男性から意見を聞くと、「なるほど」と納得できる部分も発見できるかもしれません。
また異性との接触は、普段女性らしさや男性らしさを意識できない生活から解放され、ドキドキと相手の視線を気にしながら話ができます。
合コンに参加するために普段しないメイクやオシャレなど、現地に到着する前から異性を意識する刺激があるでしょう。
ときめきたい
髪を切っても夫が気づかないというのは、近年よくある話。いつも一緒にいるのが当たり前になると、異性として見るよりもパートナーのような存在になってしまいますよね。
女性の場合は男性の褒め言葉が、綺麗になるモチベーションにつながるもの。夫婦関係がマンネリすると、オシャレをする意味がなくなってしまいます。
何歳になっても恋をしたいと思うのは、女性の本心。男性も奥さん以外の女性とドキドキする瞬間が欲しいと、本音では思っているはずです。
家庭で得られないときめきを期待して、既婚者合コンに参加する人はとても多いでしょう。
友人を作りたい
仕事と家の往復、専業主婦で買い物の時しか外に出ないという生活は、必然的に交友関係が限られてしまいます。
年齢を重ねるごとに周りは大抵の人が既婚者で、自由に行動できる人は少なくなるでしょう。
異性との出会いだけでなく、純粋に友人を作りたくて既婚者合コンに参加する人も増えています。
出会い自体が少ない既婚者。SNSを使って知り合いの輪を広げるのは、かなり難しいところもあるでしょう。
友人を増やしたいと思った時には、同じ既婚者のほうが話が合い、すぐに意気投合する人と知り合える可能性があります。
不倫に興味がある
既婚者の出会いの場というと、まず不倫を想像する人は多いですよね。家庭で抱える問題が多いほど、外にはけ口を求めたくなります。
既婚者合コンに参加する人の中には、不倫に興味のある人もいるでしょう。同じ目的で参加している人が見つかれば、ダブル不倫の始まりになるもの。
合コンの後に二人で別行動をとり、仲を深める人たちもいるようですが、参加者全員が不倫目的のわけではありません。
参加するにあたって心得ておきたい点
既婚者合コンは、目的をしっかりと持って参加しなければ、後悔する結果になる恐れもあります。そこで行く前に心得ておきたい、重要な点について見ていきましょう。
個人情報はできるだけ控える
初めて会った人とは、その場だけの会話を心がけましょう。意気投合して盛り上がっても、できるだけ個人情報は簡単に話さないのが大切です。
たとえば住んでいる場所、働いているところなど。自分のライフスタイルに関する具体的な情報を知られてしまうと、後でしつこくされたら困りますよね。
出会いは大切ですが信頼関係ができるまでは、簡単にプライベートな話をするのは念のため避けましょう。匿名で参加する飲み会もあるので、参考にしてください。
誤解されない態度を意識する
既婚者のパーティーや合コンは、純粋に出会いを求める場所で、主催者側では不倫を推奨することはありません。
しかし参加者の中には、表立って不倫相手を探しているとアピールする人は少ないので、誤解されないよう自分の行動には注意しましょう。
たとえば女性なら、男性の視線を引くような派手な服装や、セクシーなオシャレをしないこと。またコントロールできないほど、お酒を飲んでしまうのも危険です。
家庭と切り離してその場を楽しむ
家庭から一歩離れると色々な人との出会いがあり、どのような話をすればよいのかわからなくなる場合がありますよね。
夫や妻だけが自分にとっての異性の存在だと、他の異性との接触方法が不安になります。既婚者同士の集まりなので、簡単な話題としてお互いの家庭の話題は出やすいもの。
しかしあまり軽々しくパートナーの悪口を言ったり、家の愚痴こぼしをしたりしていては、本来の飲み会の魅力がなくなってしまいます。当日はその場を精一杯楽しめるよう、家庭については一時的に忘れるのも必要です。
参加するイベントを慎重に選ぶ
既婚者が集まるイベントは友人探しを目的としていますので、開催する時間が昼過ぎなど、主婦でも無理なく参加できるよう配慮されています。
しかしイベントを間違えてしまうと、なんでもありの可能性も。慎重に飲み会を吟味して、口コミも参考にしておきましょう。
きちんとした主催者なら、不倫禁止などの細かい規約を設けています。嫌な思いをしないためにも、信頼できるイベントを選びましょう。身分証の提示を求められるところなら安心ですね。
心配な時は友人を誘って参加する
一人での参加が不安に感じる時は、同じ既婚者友達を誘って参加するのも方法です。参加費用は女性のほうが安く、イベント内容によっては飲み放題や食べ放題でお得な時もあります。
久しぶりに友人と遊びに行きたいという時も、既婚者合コンを活用できますね。一人だと、二次会を断るのが辛いという場面も。
そんな時に一緒に参加してくれる友人がいるとお互いに心強く、一人で寂しい思いをせずにパーティーが楽しめます。
こんな人が既婚者合コンにはまりやすい!
気分をリフレッシュして、既婚者の友人を作る交流の場として、とても魅力的な既婚者合コン。こんな人がはまりやすく、家庭にも影響を与える場合があります。
夫婦関係が上手くいかない
何年も結婚生活を続けると、相手の嫌なところばかりが目立ってしまいます。しかし息抜きをするところもなく、ストレスは溜まる一方ですよね。
夫婦関係がよくない人や、離婚を意識している場合は既婚者合コンで盛り上がり、友人以上の関係を見つける可能性があります。
多少の愚痴こぼしならよいのですが、夫婦関係をダメにするリスクがある場合は参加を考え直し、相談相手を選んだほうがよいでしょう。
友人が少ない
友人が少ない人は既婚者合コンに何度も通い、交友関係を広げていきます。同性の友人を見つけるのにもよい場所になりますし、気兼ねなく話せる異性の友人を見つけるチャンスにもなるでしょう。
何よりも普段一人で孤独を感じている人は、合コンという場所が交流のチャンスになるので、何度もリピートしたくなるはずです。
飲みに行く相手がいない
お酒が好きでも、既婚者の友人を誘って飲みに行く機会は少ないですよね。それぞれの都合が合わず、のんびりと気の合う人と飲みに行きたくても我慢が必要です。
夫婦二人では刺激が足りないという場合は、既婚者合コンがお酒を楽しむチャンスになるでしょう。
同じ立場で話が合いやすく、普段のストレス発散したい目的は誰しも共通しています。お酒が好きな人なら、飲み放題つきのパーティーがよいかもしれません
ストレスが溜まっている
既婚者合コンにはまる人たちは、普段のストレス発散として何度も参加しています。夫婦関係や育児、家事などで蓄積されたストレスは、異性と話をするだけですっきりとすることもあるでしょう。
エスカレートすると既婚者でなく、普通のパーティーにも参加するようになり、家を空けられない夜でも平気で出かけるようになってしまう時も。
またパーティーのある日はホテルを予約して、一晩中飲み歩くような人もいるようです。
異性におだてられるのが好き
自分が女性らしく、または男性らしく過ごせるのは、既婚者合コンの魅力です。普段パートナーから褒められることがないと、異性からちやほやされる時間はとても刺激的に感じます。
家庭では得られない喜びが合コンにあり、そこに魅力を感じてしまうと何度も参加して、自分を磨く人もいるでしょう。
頻繁に参加していると家族に怪しく思われ、夫婦関係にひびが入る恐れもあるので注意してくださいね。
悩みごとがある
家庭の問題は、できれば相談せずに自分で解決したいところですが、他人の意見も大切です。
ママ友には言えない話や、親には相談できないことも色々とありますので、悩みを抱えている人は既婚者合コンが気分転換の場所になるでしょう。
共感してほしいのは友人でなく、異性の存在。そんな時は初めて知り合った人だからこそ、気兼ねなくなんでも話せる環境になります。
まとめ
既婚者の合コンは、現実逃避をする不思議な空間かもしれません。たまには家族以外の話し相手が欲しいと思うことは、誰にでもあります。
そんな思いを持った同じ環境の人たちが交流する既婚者の合コンは、新しいタイプのストレス発散方法なのでしょう。
参加する時はくれぐれも目的意識をはっきりとさせて、家では見せることがない違った自分をアピールしてくださいね。
結婚しても多少の自由があるのは、人生を楽しむ秘訣になります。色々な人たちと交流すると、夫婦関係や家族の絆がさらに強化されるかもしれません。