独身の人と混ざり合う飲み会で

最近では若くして結婚した女性、また30代後半で初婚の女性と幅広く適齢期なんて言う言葉も死語に近いものと言われています。

それほど結婚する年齢も多様化しているので、学生時代の友達を思い出しても結婚している人未婚の人とバラバラに存在しているのではないでしょうか。昔のように楽しく飲みに行くと言っても男性のように仕事が終わってサッと飲みに行くというのは既婚女性には至難の業です。

家出は口をパクパク開けてお腹が空いた、と待っている家族がいるのですから。とはいえやっと家族の了解をもらって飲み会に参加しても、独身の友達との間に何となく隔たりを感じることがありますよね。

本当は結婚したいのにできない友達にとって、既婚女性のあなたはうらやましい対象に見られます。もっとひどいと、結婚して旦那や子供がいることを話すだけでなんだか幸せアピールされているみたいと妬まれてしまうことも。

結婚して家族のために家事や育児をして、外でも働いてなんて本当に大変なのに妬まれるきっかけになるなど、思いもしないことです。

そんな空気を察知してしまうと結局自分のことは話せず表面上の付き合いになってしまって、誘われることも誘うことも減っていってしまう原因に。

 

環境が違うと表面的な付き合いに

 

このように環境が変わってしまうと何となくつながりも薄くなってしまいがち。

人は異業種交流会など自分の違う分野で働く人を見ると脳が活性化し、コミュニケーション能力も養われていくのですが、それは仕事や学習すべき面で自分が頑張らなければいけない時に発揮するもの。

同じようなことを気の張らない友達関係でやっていくには、自分と違う環境に置かれた相手を受け入れられるかというのが非常に重要になっていきます。

環境が違う人と同じ席にいるというのは、緊張感をもって接していると言っても過言ではありません。たとえそれが昔気心の知れた仲間であっても、結婚がきっかけで大きく変化した部分を感じてしまうと、ああ自分とは違うんだな、というのをお互いに察知して、社交辞令的な言葉の掛け合いで結局表面的な付き合いになってしまうのです。

 

なかなか都合の合わないこと

 

例え昔はずっと仲が良くても何となく表面的な付き合いとわかると、いくら昔の仲間たちが来ると言っても楽しくなくてなっていきます。独身の人と飲みに行くのはストレス発散は出来かねますよね。

確かに家庭や日常を忘れるといった意味では都合は良いのかもしれません。しかし独身の頃と違って頻繁に飲みに行ったり遊びに行ったりは出来ないもの。と考えると自分の都合を合わせてもらって飲み会を開催してもらうことになります。

それでスムーズに開催できればしめたもの、なのですが子供のいるママにとってついて回るのが子供の病気。急に熱を出したりイレギュラーな事態が発生することもあります。

悲しいことに何故かお出かけするときに限って子供の調子が悪くなる。そうなると自分の都合に合わせてもらって日程を決定しても、これまた自分の都合でキャンセルすることになります。

既婚者の知り合いなら仕方ないよ~とわかってもらえる理由でも、独身の人からすれば、仕方ないけどこの日予定空けておいたんだけどな、となりますよね。

既婚者ママと独身女性や男性との日程のすり合わせというのはなかなか簡単なことではないです。

 

 

学生の頃に仲がいいほど環境のギャップは多い

 

 

学生の頃長い時間を共に過ごして互いの気心なんてとっくに知れている友達はいませんでしたか?あの子の考えていることなんてすぐにわかったなぁとか、顔見ただけですぐ察知できたよ。多分自分のことも一番彼女が知っているんじゃないかな、という唯一無二の友達。

実はそういう確固たるつながりのある友達に限って、互いの環境の差はとても大きいものなのです。それは若い頃はお互いにわかってたことが時の流れでわからなくなったことへのショックと、家族との時間が自分との時間より増えた相手が、自分にはわからなくなってしまったという気持ち。

カルチャーショックに近いものなのかもしれませんが、昔仲が良かった友人程そのギャップに戸惑い、どう接すればいいのかわからず、変に他人行儀になってしまうのです。本当は昔みたいにもっとじゃれあって遊びたいのに、それがもうできないんだというのも、ある意味辛いものなのかもしれません。

そこまで仲が良かった相手だからこそ、今の自分の状況も話づらく何となく疎遠になってしまうのではないでしょうか。旦那もいて子供もいるんだしもう飲み会なんて誘っても無理だろう、と思われてしまいどんどん距離が離れていってしまうのも、友人の層が変わるきっかけ、なのかもしれませんね。

 

家庭の愚痴や不満が言い合えるのは同じ既婚?

 

独身の友人に旦那や子供の話をしてもピンとこないのは当然のこと。結婚したのは貴女の意志でしょ?子供が出来たのも旦那さんとの合意あってのことでしょうし、なんで愚痴があるの?と言われても仕方ありません。

ではやはり家庭の愚痴や不満が言えるのは同じ既婚者同士、ということになりますよね。特に既婚者同士なら自分だけが不満をこぼすのではなく、相手の愚痴も聞いてあげられる。それは自分も同じ立場にいるから。自分で選んだ結婚で子供も自分も欲しいからと思って産み育てているのですが、思い通りにいかない自分のふがいなさと、誰もわかってもらえないしんどさを分かち合えるのは家庭のある人ならでは。

わかっちゃいるけどこぼれるのが、大変という言葉です(笑)

同じ既婚者同士で例えば子供が同い年のママ友や、産院が同じでずっと子供の成長を見てきたママ同士で食事に行ったり遊びに行ったりというのは、どこのママも経験済みかもしれません。

ただ、自分の夫のことや家のことも分かったうえで話せる愚痴といえば、誰に知られても大丈夫な話題に限られています。確かに楽しいですしいろんな情報をキャッチできるという点ではママ友も大切にしたいものです。

しかしママ友トラブルが起きると笑っているわけにもいきません。

 

ママ友パパ友とのつながり

 

子供のいるママにとって同じ家庭を持つ者として相談に乗ってもらえるのがママ友です。特に上にお姉ちゃんやお兄ちゃんがいるとアドバイスも聞けて頼りになりますよね。仕事をしていない専業主婦にとって頻繁に顔を合わせるのは学生時代の友達よりもママ友の方が多いのではないでしょうか。

子供が幼稚園や小学校に通っている間は来ても切れない存在ですが、逆に言うと一度こじれてしまうと非常にややこしい問題に発展することもあります。

特に子供が同じ学年だと学校で顔を合わせることもありますし、子供つながりで縁を切ることができないもの。素押し前には子供の友達の親を恨み、その子供を狙った犯罪を犯した人もいます。

ママ自身の社会の大半までもが子供の学校に準じている場合は、できるだけ関係がこじれないようにと変に気を遣ってしまい疲れてしまいますよね。

そんなママ友パパ友が気の置けない飲み友達に至ると強力な助っ人にもなりますし、子供が大きくなっても子育てを終えた者同士つながりを持っておけば本当にいい友達になります。

しかしママ友とか苦手、家族ぐるみで知っているパパ友なんてありえない、という人からすれば一緒に遊びに行くのでさえハードルの高いものとなってしまい、パパママの輪に入るのは至難の業。本当は仲良くしておかなければいけないけれど、と思いながら離れてしまって終わり、結局家庭の悩みとか打ち明ける人がいない状況に。飲み友達を作るのにママ友は子供も絡んでいることもあってか、難しいかもしれません。

 

会社で子供を持つパパママ同士

 

 

同じ既婚者で子供がいるという意味で、子供関係で繋がるママ友同士ではなく会社で子供を持つママとつながるという考え方もあります。しかも会社なら子供を持つパパもいますよね。

そういう人との飲み会なら、同じ立場として共感しあえることも多いのではないでしょうか。確かに相手がどんな仕事をしているのかも働き方もわかっているし、子供がいるのもわかっていると分かり合える部分が多くあります。

ただ独身の頃と違い既婚者として頻繁に同僚の異性と飲み会に出かけると余りよくは思われません。会社組織はたまに火のないところにも煙が立つところでもあります。あまり表立ってはできませんし、正直父親としての意見が聞きたいと子供のいる男性社員に声をかけるというのは、何か期待をさせてしまう恐れも。

会社でのそういった行為は難しいかも知れません。

 

 

既婚者でママでも飲み会はOK?

 

これまで既婚者でママという立場で飲み会はどうか、という内容で書き記していきましたが、あなたは夫も子供もいる女性が飲み会に行くのはOKだと思いますか?女性の立場で考えてもらってもいいですし、男性の立場でもし奥さんが飲み会に誘われて出かけるとなると許せますか?

昔は既婚女性が男性と同じように夜飲み会に行くのは、あまりいいこととは思われていませんでした。もちろんたしなむ程度で終わったとしても、です。どうしても女性は貞淑な妻であれ、という風潮が根付いていたのが原因でしょう。

しかし昨今は女子会と銘打ち独身既婚関係なく飲み会というカテゴリに女性が参入してきました。男性と同じように仕事をしている人、家事育児を頑張っている人に息抜きをさせられるのがいい夫というステイタスが定着してきたからだと思います。

それでも飲みに行く当日は家事は完ぺきにこなしてから、子供のこともちゃんとやってから、という約束で出かける女性も少なくありません。それでも最近の既婚女性は外に出る機会が増えたということでもっと気兼ねなく同じ既婚者同士で交流できるイベントに参加できるといいかもしれません。

 

家庭のある既婚者同士の交流

 

独身の人と交わって飲み会に参加しても自分のことは話づらいし、かといって既婚者のパパやママを探すにしても人のうわさに立ってしまうのも困った話。こうなったら誰も知り合いのいない既婚者だけの交流会というのがあってもいいですよね。きっと夫や子供がいる女性にとって、気の抜けない日々からちょっと解放されることで気分もリフレッシュできること間違いなし。

家庭があるというのはお互いにきちんと線引きをするのが鉄則。大人とはいえマナーの悪い男性も女性もいるのは確かです。

そういった人を除けば集まってくる人はちゃんと分別をわきまえた人たち。考えてみれば昔は結婚すればやはり男性も女性も家庭を守り立派な大人とみなしていました。今はいろんな人と交流をし見聞を深めていく時代。自分の母親としての考えや父親としての意見を聞くというシチュエーションはとても貴重なもの。

 

友達同士で参加してストレス解消

 

 

しかしそんな理想的な既婚者だけが参加するイベントというのはそもそもあるのでしょうか?

実はあるんです。昨今既婚者も独身の頃のように楽しい時間を過ごしたい!という人も増え、既婚者のサークルや飲み会が合コンといった形で開催されているのです。ちょっとびっくりですよね!合コンと聞くと学生時代に経験した人ならちょっとときめいてしまう言葉ではないですか(笑)

しかもターゲットは自分と同じ家庭を持った男性や女性。若い頃のように無理することも無くあの頃から大人になったメンバーと楽しく語らいながら飲み放題食べ放題♪一人での参加が緊張するし怖いし、という方にはぜひお友達と参加してみて下さい。

決して怪しいこともありませんし、イベントの主催者側できちんとフォローできる体制になっているのです。

 

外に出るきっかけを

 

私も飲みに行きたいな、と思っても誰と行くか家族はどうするのか、など考えてしまうとなかなか外には出られないものです。

男性は付き合いで飲みに行くことも多いのですが、女性は男性以上に背負っているものが沢山ありますのでやはり息を抜く時間と場所はとても大切ではないでしょうか?

自分を見失いそうなぐらい多忙な日々を送っている既婚女性も多いはず。家事も育児も仕事もやるときは精一杯力を尽くし、気を抜いていい時にはちゃんと自分を見つめて、楽しんでもいい時間をちゃんと作るようにしましょう。

そうすることで、家族も笑っているママや妻をいつも見られて安心できるもの。いつもと違う人たちといつもと違う空間であなたらしさを取り戻してみませんか?