既婚女性の願望

 

物理的にも豊かになり、人とのコミュニケーションも気軽に行えるようになった現代。顔の見えない相手とのやり取りに対しても、昔なら敬遠していた世代でも受け入れられるようになりました。とともに、独身既婚にかかわらず趣味共通の話題で人の輪も広がり、ネット上では人とのやり取りが絶え間なく流れるようになりましたよね。

そんな中、多忙な既婚女性も例にもれずSNSを活用して余暇を楽しんでいる人も多く、それに伴い他人の家庭と自分の家庭、ほかの既婚女性と自分という比較対象が出来上がってきました。比較対象のテーマは自分は幸せかどうか。そして既婚ではあるけれどもモテているか。

男性とのやり取りがスムーズでウェットに富んだ話題で盛り上がっている様子などを見て、自分もそうなりたいと思うようになります。そして余暇の合間のネット上での異性とのやり取りが進んでくると、少しでいいから家族と違う空間で楽しみたいと思うようになります。

その中にはもう一つの自分自身の願望も存在していて、それが女性として見られたいというもの。

家庭を持ち子供を育てていると、自分自身が忙しくなってくるからか夫からも女性として見られなくなり、大切にされているという実感が湧かなくなるのです。やはり女性として生まれた以上は女性として見てもらいたいもの。

今は他者とのつながりも容易で、人との出会いも気軽にできるようになりました。とともに異性との出会いの中で、自分の願望を満たそうとしている人も少なからずいるのです。

 

夫との性生活がうまくいっている人は少ない!?

 

夫婦生活の中で人には絶対に見せられない、けれど非常に大きくウェイトを占めるものと言えば夫婦の営み、いわゆるセックスですが夫や妻との性生活が100%うまくいっている夫婦って実は非常に少数派なのです。

一番ナーバスになる体の関係、そして一番なくてはならないスキンシップを含んでいるあたりやはり誰にも相談は出来ませんよね。だからこそ悩んでいる人は多いもの。ほかの夫婦ってどうなんだろうって思いませんか?

周りも見渡してもそんなに夫婦関係が悪い人なんていないように思います。普段の生活で夫婦間に亀裂が入ることは少なくても、夜になると夫と妻の考えが合わなくてどちらかがが我慢をする、または仕方なく相手をしているというのが現状なのです。家庭の中で夜の生活があまりうまくいってなくても表には決して出ませんよね。

やはり人様の夫婦関係というのは表に出ない部分も多く、ましてや性生活のことを口に出す人も皆無なのでどちらかというと闇の部分ではあります。

一人で悩んでいる人も多いというのが、このネットが盛んになった時代でも起こっているのです。出会いを求めてしまう既婚者の多くが、夫または妻との性生活がうまくいっていないというは常にささやかれていて、妻が夫に相手にされない夫婦や、逆に夫が妻に男性として見てもらえていないということがほとんど。

とともに、体の本質として相性が合わないということも言われています。

このように夫婦間性の生活がうまくいっている人が少ないのです。

 

家庭の中で既婚女性が求める癒しは難しい?

 

毎日が時間との戦いで、気が付いたら夜ベッドの入る時間になっているなんてザラ、という女性がほとんど。特に子供がいて手がかかる間は待ったなしで要望がどんどん噴き出してきます。相手にをするにしてもこっちにも食事の支度や掃除、洗濯ものの後片付けなどで四六時中遊んであげられるわけでもありません。

特に働いているママは自分のことより子供のことが優先で、ゆっくりお風呂に入ったなんて遠い記憶のかなたなんて思っている人もいるはず。家庭の中では妻や母親の立場は癒されるというのはなかなか難しいもの。まずは家族のことに気を配り、家事をこなし、無事に明日を迎えられるように準備をしてやっと自分のことに取り掛かります。

確かに家族といる時間はかけがえのないもの。実際に幸せを感じている女性がほとんどかもしれません。それが表に出ない幸せそうな夫婦関係であり、家族ということなのです。実は私たち夫婦はこういう悩みを持っているのです、なんていちいち人には言わないですよね。

だからこそ既婚女性の癒しを求める声というのは大っぴらにはならないのです。なんだか家庭の主婦が癒しを求めるなんて言うと反対の声が上がりそうな中、息抜きをしている女性たちもいます。同じ境遇のママ友とランチに行ったり、夜には気の合う友達と飲みに行ったり。夫という立場の人の中には、嫁が飲みに行くなんてありえないという人も少なからずいて、今でも既婚女性は肩身の狭い思いをしている人のほうが多いのかもしれません。

癒しを求めるというのがまだまだ認識されていないというのが現実なのです。

 

ママ友以外の女友達

 

癒されたいと思っている既婚女性の多くがまず周りを見渡して愚痴を言い合える仲間を見つけるとしたら、ママ友ということになります。よく子供の幼稚園や小学校のママとランチに行ったり年に何回かは飲みに行ったりということがあるでしょう。

確かに会ったときには楽しいのですが、ふと、他の子どもの話題やそこにいないママの話などで盛り上がって終わり、ということはありませんか?毎回話す内容は同じでさして変わらない。下手をすれば陰口大会のようになってしまって日々のストレスのはけ口にしかなっていないこともあるかもしれません。

そういう話を毎回だとさすがにうんざりしてくるものです。ママ友はそういった仲間内な関係ですが、ママ友以外の友達がいるとどうでしょうか?家庭とは違う場所で癒されたいともいますし、思いっきり楽しみたいとも思いますよね。

そう考えると学生時代の友達や趣味関連で知り合った友達などは、まさに家庭とはちょっと離れた自分のテリトリーな気もしますね。ただ、出会いを求める一人の女性としての癒される場所とはまた違うものです。やはり学生時代を一緒に過ごした仲間にも、自分の女性としての胸の内は明かせないもの。まして既婚者であるという前提なら、出会いイコール体の関係(不倫)と直結する人も少ないはず。

なかなかリアルでそういう話ができる人を探すのは至難の業、ですね。

 

同じ境遇の男友達

 

では、女友達ではなく男友達ならいかがでしょうか。出会いを求める女性がせめてもの癒しとして仲のいい男友達と一緒に遊ぶ、独身時代なら確かに大手を振って出来たかもしれませんが、既婚者となってしまっては少し難しかもしれません。

たとえ同じように結婚して子供もいる同じ境遇だったとしても、やはり相手の男性の奥さんの存在が気になるところ。古い付き合いだったとしても、下手に誘い合って会うなんてことは出来ませんよね。

お互い友達同士とはいっても、見ている周りはそうは見てくれない人もいます。煙の立たないところに無理矢理煙立てて、さも怪しい関係のように言われてしまうこともあるかもしれません。家族ぐるみで仲がいいとまだマシかもしれないですが、女性としての自分の癒しという点から見れば、やはりおススメは出来ません。

家庭と違う空間で楽しみたいという面では、相手の奥さんとも親友でということなら自分は一人で、相手には夫婦で誘ってというのがいいのかも。どちらかがカップルで来てくれるような仲だったら、遊べるのではないでしょうか。

女性として見てらいたいという願望よりもまず、自分を思いっきり楽しみたいという第一歩で、男友達を含め大勢の友達と一緒に楽しめるという環境にあるのは、まだ幸せな方かもしれません。

 

恋愛下手な既婚女性はダマされやすい?

 

ここからはリアルに恋愛の話に突入していきましょう。

既婚者の女性の中でも少なくない恋愛願望。女性なら誰しも誰かに憧れるという性質は持っているものです。がしかし、前出にあった通り実行に移すかどうかは大きく分かれるところです。最近ではネット上でのやり取りが気軽に行われることで、既婚者でも比較的容易に男性とのやり取りができ、垣根は低くなったように思えます。

その多くがsns上で自分をカッコよく見せようとする既婚男性と、猫を被った女性との駆け引きのようなやり取り(笑)。特に顔が見えない素性が分からないという点でよほど疑ってかからない限り、誇張して自分を主張しているところにすっかり騙されてしまうことも。

見ている相手側もすっかり人となりを勝手に作り上げてしまい、相手を実際の本人以上の人間だと判断してしまう、それがネットの怖いところです。

女性とのやり取りに慣れている人にとっては、自分を装飾して見せることなど何とも思っていないことが多いので、そう誇張して判断する女性が悪いと言い切る人がいるほど。

でもそれだけ人を見る目を養わないといけないのが、ネットやSNSで出会いを求める際の掟です。うかつに言葉だけで相手を判断してしまうと非常に危険です。

特に恋愛下手で経験の浅い既婚女性がひとたび顔の見えない男性にやさしい言葉をかけられてしまったら相手の手中にはまってしまいます。言葉は半分は社交辞令の美辞麗句であると割り切って話をすることをおススメします。

 

男性もリスクの大きな相手は求めていない

 

実は既婚男性も同じ既婚女性と出会いたいと思っています。そういう下心に気が付いているのにあえて近づく既婚女性も少なくありません。そういう意味では一昔前の固定電話しかなかった時代と比べて今は劇的に既婚者同士の恋愛は浸透しているのではないでしょうか。

変わらないのは今も昔も、女性のほうが気持ちが入りやすいこと。もっと言えば相手の男性の個人情報はSMSを見ていればツーツーだから気持ちの入り切った女性が男性を追い掛け回すこともできるわけです。ある意味ちょっと怖い話です(笑)

気持ちの入った女性に比べて男性は割と平気です。もっといえばリスクの大きな相手は求めていないというのが本音。既婚者である以上リスキーなことは何が何でも避けたいというのが既婚男性の考え。だとすると既婚女性はそんな自分の思いと同じなのでは、ということで夫や子供のいる女性をあえて選ぶ傾向があるのです。

リスクを背負いたくないというのは女性も同じこと。ただ。その気持ちが強いのは既婚男性なのです。

 

 

一人の女性として受け止めてくれる男性

 

既婚女性が求めている出会いの相手は、自分を一人の女性として受け止めてくれる男性です。しいて言うなら、夫では叶えられない女性としての自分を見つけたくてというのが本当のところ。一昔前なら家事も忙しく子育てが終わったらそのまま年老いていくだけだった女性の人生が、ここ二十年足らずで大きく変わったといっても過言ではありません。

30代後半以降から少しずつ手が空くようになり、少し手持無沙汰を感じている専業主婦やバリバリ仕事をこなしながら家事も育児も頑張ってきたキャリアウーマンに至るまで、女性としての自分を見つめる余裕ができてくるのではないでしょうか。

出会いを求める既婚女性と既婚男性。そんなに珍しいことでもなく見えていないだけで恋愛をしているカップルは相当数います。そして、一人の女性として見てほしいという人がいる中で、一人の男として見てほしいという男性も少なくありません。

願望をこうだったらいいな、で終わらせるよりもまず行動を起こす。

それが今の既婚女性に見られる傾向です。アグレッシブな行動派が増えたということと肉食女子が既婚女性の中にも浸透しているということなのですね。

 

疑似恋愛を楽しみたい

 

 

女性はいくつになっても恋はしていたいと思うもの。ただそれを現実に体験するというのは既婚女性には難しいですよね。本気の恋愛はリスキーなこともあり実現というのはできれば避けたいところです。

しかし、雲の上の芸能人や決して手の届かない人のファンでいて追いかけるということを考えると、リアルな出会いで異性にあこがれは持っていたいですよね。それを実現するためにはやはり行動を起こすことがポイント。

実現するための行動には様々なパターンがあります。それこそSNSで知り合った相手と実際に会ってみること。確かに言葉のやり取りだけで相手を判断するのは危険なことなので、実際に会ってみるのは得策かもしれません。が、やはりリスキーも考えると顔の見えない相手として始まるよりは、実際に会ってから人となりを確認して判断することが必要。

あえて既婚者同士だけというイベントもありますし、そこでは学生の頃の合コンのように皆盛り上がるようイベント会社も企画しているとのこと。

疑似恋愛として楽しみたい場としてなら、顔を見て相手を判断してみるのもいいかもしれません。