熟年夫婦の不倫や離婚が年々増加傾向にある現代。
今回は、不倫や浮気をされない熟年夫婦でも夫婦円満の秘訣や熟年不倫や熟年離婚の原因などについて、解説していきます。
長い長い結婚生活を幸せに仲良く過ごしていきたい方、必見です♪
1.熟年夫婦ってどこから?
熟年夫婦とは、あらゆる困難も幸せも共に分かち合って生活してきた夫婦に与えられる言葉ですよね。ですから、たとえ60歳であっても結婚歴が1年であれば新婚夫婦であり、熟年層ではありながらも、熟年夫婦とは言えません。
何年目から…といった明確な数字はありませんが、一般的には20年過ぎた頃から熟年夫婦と言われるようです。
2.熟年不倫や熟年離婚が増加のわけ
実は熟年不倫や熟年離婚は、年々増加傾向にあります。
歳を取ることに性的欲求も少なくなりますし、長年パートナーとしてやってきたんだから今更不満なんでないでしょう?と思われがちですが、実際はそうでもありません。
近年テレビドラマやニュースでも不倫や離婚に関しての報道や題材が多く、不倫や離婚に対するハードルが少なくなってきていていますし、結婚して20年以上も経つと、定年を迎え私生活がガラっと変わったり、子供が自立したりと大きな人生の転機を迎えますね。今までの夫婦生活ではなく、これからの自分の人生を考え始めるときでもありますよね。
一昔まえは、一度一緒になったら死ぬまで添い遂げるという考えが普通でしたが、今では熟年夫婦に限らず3組に1組は離婚をしていると言われています。そう考えると、不倫に至っては…考えるだけで怖いですね。一生に一度の人生だからこそ、悔いがないように楽しむという考えにシフトしている傾向が見られますね。
また、インターネットが普及し、SNSや出会い系アプリで簡単に他の誰かと繋がれるツールで溢れているのも原因の一つではないでしょうか。
メールアドレスを知らずとも昔の旧友とSNSを通して繋がることが容易ですし、出会い系で好みの女性とマッチングすることも可能な時代ですからね。熟年不倫や熟年離婚に対するハードルが低くなっていることが、増加の一番の原因ではないでしょうか。
3.熟年不倫・熟年離婚しやすい夫婦の特徴とは
熟年不倫や熟年離婚しやすい夫婦には、特徴があると言われています。
当てはまるから離婚や不倫を必ずするというわけでは、もちろんありませんが、可能性は高くなってきます。
・夫婦の会話がない
お互い自然体でいられることは良いことですが、コミュニケーションが極端に少ない夫婦は離婚や不倫をしやすい傾向にあるようです。
コミュニケーションのない家庭は、暗くなりがちですし、お互いがお互いに興味をもつことは大切なこと。特に定年を迎えると家にいる時間は増えますから余計ですよね。
・自己中心的な考えを持っている
自己中心的な人は、自分が楽しければ…自分が良ければ…という考えを持っています。本人は、それで何不自由なく暮らせているかもしれませんが、パートナーからすれば不満が溜まっていきますよね。注意すれば注意したで、喧嘩になることも…。夫婦という関係性に疲れてきますよね。
・もともと夫婦仲が悪く、子供のために過ごしてきた
中には、関係性は良くないけれど子供のために離婚をせずに過ごしてきたというご夫婦もいらっしゃいます。子供が自立すると、今度は夫婦が向き合わざるおえませんから、子供が成人を迎え、独り立ちしていくタイミングで熟年離婚するパターンも多いです。
・お互い経済的に自立している
離婚を踏みとどまる理由の一つに金銭問題が含まれます。特に女性は、子育て最中ですと、なかなか思うように働けず、一人で子育てするのに十分な額は稼ぎにくいですよね。
経済的な問題で結婚生活を我慢している方も多い一方で、経済的に自立している人の場合、離婚したときのデメリットが少なく、比較的離婚について悩まない方が多い傾向にあります。
・家事・介護に非協力的
今まで家事や育児に仕事と頑張ってきた女性側からしたら、定年退職した旦那さんが家にずっといることが慣れない上に、家事や介護に非協力的だった場合、ストレスが溜まり離婚や不倫に走りやすいようです。ましてや、旦那さんからの感謝やねぎらいの言葉がない場合、不満も溜まっていきますよね。
・家庭内別居している
家庭内別居しているということは、お互いの気持ちが冷めきっている証拠。お互いが干渉し合わない関係なので、不倫に走るケースが多いようです。一方で、労力とお金がかかる離婚まではしないのが特徴。
どちらかに気持ちが少しでも残っている状態ならば、家庭内別居はしない方がベター。
・趣味に没頭し過ぎている
定年前で働いていたときは、休みに互いの好きなことをするのも仕方ない!と理解を示していたのにも関わらず、定年後は毎日が休日のようなもの。
夫婦としての時間よりも、片方が趣味などの自分の好きなことに夢中になりすぎていると、パートナーは、熟年離婚や不倫へ走りやすいそうです。
やっと二人でゆっくり旅行へ行ったり、散歩をしたりできると思いきや…温度差があまりにも違いすぎると悲しいですよね。
4.仲が良い熟年夫婦の円満の秘訣とは
熟年離婚や熟年不倫に走る原因と特徴をご紹介しましたが、結婚生活には楽しいや幸せなことがたくさんありますよね♪長い長い人生、出来ればいざこざなく夫婦円満な毎日を過ごしたいですよね。そこで、仲が良い熟年夫婦の円満の秘訣をご紹介します。
・コミュニケーションを積極的に取る
夫婦の会話が少ないと、熟年離婚や熟年不倫になりやすいと先ほどお話した通りに夫婦円満の秘訣にはコミュニケーションが何より重要です。
会話ももちろん、手を繋いだり、ハグをしたりといったスキンシップもそのうちの一つ。
しばらくキスやハグをしていないご夫婦は、恥ずかしいかもしれませんが、相手は間違いなく嬉しいはずですから、照れずにスキンシップを増やしていきましょう。
・共通の趣味や話題を持つ
共通の趣味や話の話題を持つと、さらに夫婦関係は良いものになるでしょう。
すでにお互いを知り尽くしたご夫婦ですから、趣味が合わなくても問題はありませんが、高齢になるにつれ、二人の時間は増えていきますから二人で楽しめるものを見つけることで、一緒に楽しく過ごすことが出来ますよね。また、ときめいていた若き頃を思い出して、もっとパートナーへの気持ちが深まるかもしれませんね。
・感謝の気持ちを伝える
親しき仲にも礼儀アリといいますが、むしろ親しいからこそ感謝の言葉やねぎらいの言葉などが必要だと思います。結婚生活は見返りを求めながらは続けていけませんが、それでも「ありがとう」の一言があるのと無いのとではモチベーションも違います。心も温まりますし、明日も頑張ろうと思えますし、笑顔も増えます。
・心にゆとりを持つ
心にゆとりを持つということは、簡単なことではありませんが、意識をするだけで夫婦生活が円滑に進みやすいです。不思議とイライラすることが減ってきますし、動作や言葉使いも優しい丁寧なものへ変わっていきます。相手への接し方も変わってくるので、相手も自然と優しくなるのです。
・適度に甘えることができる
旦那様に甘えていますか?甘えるのが苦手と答える女性は多いですが、甘えられるのが好きな男性は多いです。ここでの甘えるというのは、わがままを言う・媚びるというわけではありません。相手を頼る・男を立てるという意味です。
男性は嬉しくなって、あなたが困っているときに優しく手を差し伸べてくれるはずです。上手に旦那様をコントロールして、円満家庭を目指しましょう。
5.夫婦の仲で、若い頃と変わったところは?
長い年月一緒にいると、夫婦のあり方も変わってきますよね。そこで若い頃と変わったところを熟年夫婦の方に聞いてみました。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
・相手に求めすぎなくなった
- 結婚生活35年 T夫妻
「若い頃は、私だって僕だってこうしている!だとかなんでこうしてくれないの?という不満が凄く多くて喧嘩ばかりでしたが、歳を取るごとに考えが変わってきました。ふと気づいたんです。いくら夫婦でもお互いはお互い。気持ちまではコントロール出来るわけないし、逆の立場で見たらどうなんだろう…って。それからは、相手に求めることがなくなって、その分してもらったことが、何十倍にも嬉しくて!昔の自分が恥ずかしいくらいです。若気の至りかしら。」
若い頃は、見返りを求めたりなど相手に何かをして欲しいと求めがちですが、熟年夫婦にもなると、Tさんご夫妻のように相手に求めなくなったと答える人が多かったです。その方が気持ちも軽くなるし、ストレスが溜まらないのだとか。
・一緒に寝ない
- 結婚生活40年 S夫妻
「55歳ぐらいから主人とは別のベッドで寝ています(笑)歳も歳ですし、身体のためにもゆっくり睡眠を取りたいと思ったので。確かに一緒のベッドで寝ていない分、スキンシップは減りますが、もともと数年前から夜の営みもないので、むしろ快適です。でも身体が楽になった分、二人で出かける機会がぐんと増えて、良い老夫婦かな?と自分でも思っているほど。熟年夫婦にもなると、身体の関係が愛情というわけではなく、むしろ手を繋いだり、居心地が良かったり、笑顔が多かったり、そういったところに愛情を感じます。」
一緒に寝ないけれど、夫婦円満…!?と驚きましたが、Sさんのお話を聞いて納得しました。確かに年齢を重ねるとともに、付き合い方も過ごし方も変わってくるのは当然のことですよね。
・お互い身体を労るようになった
- 結婚生活22年 M夫妻
「旦那が病気になったのをきっかけに、お互い健康や身体の状態を気にかけるようになりました。隣にいることが当たり前ではないのだな…と思うと悲しくもなりますが、大切なことに気づくことが出来ました。今では主人もすっかり元気になりました!病気までいかなくとも、身体には確実にガタがきますから、助け合いの精神をもつことが大切ですね。」
確かに高齢になるにつれて、疲れが取れにくくなったり、足腰にも負担を感じるようになってきますよね。自分では気づかないこともたくさんあると思いますので、お互いがお互い身体のことをいたわりながら生活していくことは、熟年夫婦にとっては最も大切なことかもしれませんね♪
・お互いの時間も大切にするようになった
- 結婚生活34年 O夫妻
「子供が成人するまでは、家族のことや子供のことばかり考えていて、自分の時間や趣味のことなんて考えていなかったけど、子供が成人してから余裕が出来て、自分の時間も大切にするようになりました。今までは旦那が休日友達と出かけるとイラッとしていましたが、今では旦那が楽しんでいる姿を見るのが幸せです。」
お互い働いていたときや子供が成人する前は、休日は家族の時間!という認識が強いご夫婦は多いはず!でも子供に手がかからなくなれば、お互い自分の時間を楽しむことが増えてきますよね。
6.子供や孫に迷惑をかけないためにも、夫婦円満が一番大切
今では熟年離婚や熟年不倫が当たり前になりつつある時代ですが、やっぱり夫婦円満に越したことはありません。離婚をするには、お金も時間もかかります。その上、ストレスも想像以上にかかるもの。
また、自分たちだけの問題でなく、両親や子供、孫にまで影響を与えます。特にお子さんは悲しむのではないでしょうか?高齢になればなるほど、老後の生活や健康面の不安が大きくなりますから、その大きな負担はお子さんにかかってきます。
熟年夫婦と呼ばれるということは、今まで頑張ってきた仕事や育児から開放される時期ですから、心に余裕を持ってお互いがお互い支え合う人生を歩んでくださいね。